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作ったものいろいろ
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もう2月も終わりというのに、今年初めての更新になってしまいました。
さて、あのアルパカはその後どうなったのかと言うと・・・。まさかの『未完成』!!
ん~、こう言うこともあるのです。

12月初め頃から図面を作り出し、半ばから編み初め、お正月休みにラストスパート!という勢いで着々と仕上げていき、身頃と袖のパーツが出来上がり、いよいよ袖つけと言うところまでは良かった・・・。しかし、袖をつけてみると、袖がちょっと太くそして丈も長め。襟の感じもちょっとイメージと違う。そんな問題がいろいろと出て来て、ガックリしながらしばらく放置。少し考えてこのままじゃたぶん着ないものになるなと判断し、襟ぐりと袖を編み直そうと決心しました。しかし季節はもう春の兆し・・・テンションダウンなので、今年の秋口の自分に「必ず直すよっ!」と誓い、残念ながら未完成という結果になりました・・・。

編み物は生地や革とは違ってサイズを合わせるのがすごく難しい。生地の場合は大きかったらそこをカットして縫い直せば済むことを、編み物は解いてやり直さなきゃいけない。その時の自分の力加減でも多少のサイズのずれもあるし、ほんとに難しいもんだなぁと思いました。こうやって失敗して経験していくんだなとも。友達のお母さんは、図面も作らず適当に編んでるらしい。私もいつかそんな風に出来るようになりたいなぁ。

というわけで、編み直す今後の自分のためにも、ここまで編んだ過程と失敗したところ、どう直すかなど記録しておきたいと思います。
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編み図を作るのには1日かかりました。デザインを考えるところから入れると何日かかったかなぁ・・・。
何かを作る時いつも思うことは、「下ごしらえをちゃんとする」ということ。
早く作り始めたい!と思う気持ちが先行して、まぁどうにかなるでしょって始めてしまうと、思い通りのものが出来ない可能性大です。せっかく作ったのに、使わないものになったり、こうしとけば良かったと心残りがある物(多少は毎回あるけど)になったりすると、すごく残念です。

私は作るものはずっと使いたいし、おばあちゃんになったら孫に伝えちゃうぞというちょっと大げさな気持ちなので、その長〜い期間を考えると今の何日という時間なんてほんのちょっとのこと。そう思えばいろいろ悩んで時間をかけてることが有意義なことに思えてきます。結果、永く愛着のもてるステキなものが出来る、とそう思うのです。

下ごしらえはちゃんと終わったので、いよいよ編んでいきます。

お洒落は手先からっていいますけど、
ん?言わない?
え?言うかもしれない?
うん、まぁ何処かでは言ったりしてるでしょうね。

    『お洒落は先端から。』

どうでしょうか?
えー、今回はエストニアミトンに挑戦しました。私はこのミトンは北欧のものだと思ってましたが(名前も知らなかったし)、発祥はエストニアらしいです。近隣国のバルト三国や北欧でも、その国の伝統柄を編み込んだ同じ形のミトンがあるので「北欧のミトン」という形で紹介してるところもあるようです。特徴でもある指先の三角のとんがりは、保温性に優れた形なんだそう。そうなんだ〜。

まずは編み図を作るまでの過程を紹介します。
カウチンの毛糸は、このように撚りのない6本の糸を合わせて使います。慣れないうちは、すくうのがちょっと難しかった。

この毛糸はカウチン用なのに、made in ニュージーランド。 うむ、カナダであって欲しかった。
あと、1巻が大きいので、あとちょっと足りないって時が厳しいです。 案の定、2巻分くらい余ってしまった・・・。(ちなみに1巻¥2,000くらい・・・)

日本で売られているカウチン用の毛糸は、この種類だけじゃないかな?ネットでも探したけど、これしか見当たりませんでした。
カウチンベストを編みました。
カウチンベストの編み方、図面の作り方など自分なりにやってみたこといろいろ。

カウチン‐セーター【Cowichan sweater】
カナダ・バンクーバー島に住む「カウチン族」の伝統的な防寒着。
カウチンは羊毛が元来持っている油脂成分を除去しない毛糸で編むため、雪や雨など厳しい自然環境の中でも体温を維持することが出来る。また、よっていない糸を使うため、着用すればするほど毛糸がフェルト状になるため、風を防ぐ効果が高くなる。
紋様にはカウチン族に先祖から伝わる神話から多くが引用されている。
 
ただ・・・元来の毛糸は生臭い?においと、結構な重さがあるらしい。
その毛糸の入手方法もわからないし、今回は現在一般的に売られている脱脂されたカウチン用の毛糸を使用しました。


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