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作ったものいろいろ
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お洒落は手先からっていいますけど、
ん?言わない?
え?言うかもしれない?
うん、まぁ何処かでは言ったりしてるでしょうね。

    『お洒落は先端から。』

どうでしょうか?
えー、今回はエストニアミトンに挑戦しました。私はこのミトンは北欧のものだと思ってましたが(名前も知らなかったし)、発祥はエストニアらしいです。近隣国のバルト三国や北欧でも、その国の伝統柄を編み込んだ同じ形のミトンがあるので「北欧のミトン」という形で紹介してるところもあるようです。特徴でもある指先の三角のとんがりは、保温性に優れた形なんだそう。そうなんだ〜。

まずは編み図を作るまでの過程を紹介します。

ミトンを作ろうと思ったきっかけは、カウチンベストで余ってしまった毛糸を使いたかったから・・・。

ということで、カウチンの余り毛糸で、ミトンをつくることにしました。
6本取りの糸を2本ずつに分けて使いました。カウチンの毛糸は引っ張ると切れ易いので、扱いにはちょっと注意が必要です。

ある程度の大きさの玉を何個も作って、繋ぎ目は写真のように2本の糸の長さを互い違いにして、それを手のひらで撚って繋げます。
糸の切れ目はハサミではなく手でちぎったほうが、糸が絡みやすくなります。


さて、次はゲージを作ります。
ゲージとは編み目の大きさのこと。ゲージは編む人の手加減で緩く=大きくなったり、きつく=小さくなったりするので、まず始めにゲージを作り自分の加減を知ることが大事だと思います

編み図を作る時はもちろん必要ですが、本を見て作る時も、ちょっと面倒でもここをしっかりやっとかないとせっかく頑張って作ったのにきつくて入らなかった・・・なんて事になってしまいますよ。あと練習にもなるので、私は毎回必ず作ってます。

ゲージの作り方は、実際に使う糸と棒針で、メリヤス編みで15cm角くらいの正方形を編み、横10cmに何目、縦10cmに何段あるかを数えます。※正方形を編んだら、スチームアイロンを軽くあてて目を整えてから計るのが良いです。
今回の私のゲージは、このとおりでした。
 横10cm=18目
 縦10cm=25段
これに従って図面を作っていきます。

今回は基本になるサイズや柄はこの本を参考にして考えましたが、自分の持っている手袋を計ってみてそれを参考にするのも良いと思います。まずはどんな大きさのミトンにしたいか、出来上がり寸を考えます。

出来上がり寸の図面。
私は袖が短めのコートが多いので、寒くないように手首のリブを長くしました。

次に編み図を作ります。
方眼紙に手書きでも良いですが、パソコンが使えるならExcelがとても便利なのでおすすめです。
Excelではこのような設定にしました。
1. 標準表示にする。
2. ページ設定でA4ヨコ、印刷の拡大縮小を50%にする。
3. セルを全選択して、行の高さ0.21cm、列幅0.32cm、文字サイズ10にする。

出来上がり寸を目数に置き換えて編み図のベースを完成させるとこのようになります。

ベースが出来たら柄を考えます。今回は雪の結晶柄にしてみました。Excelだと、このドット絵を描く作業がとてもやり易いと思います。
右手の編み図は、プリントの設定で「左右反転」をすると簡単です。文字も逆になっちゃうので、編み初めは大きい数字の方からになります。
これで編み図の完成ですー。

つづく。
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