作ったものいろいろ
前に革のコバが大好きですって言っちゃったけど、ネットで検索すると世の中にはすごいこだわりのコバ磨きをしてる方々がいて、私はまだまだ青いなーと反省してしまいました。
ということで、今回は「コバ磨き検証その1」です。その1ということは、きっと続きがあるんだと思います。
コバ磨きとは、革の切り口をキレイに整え、磨くこと。見た目が美しくなるのと、耐水性が増します。
切り口のカビ防止にもなると職人さんから聞いたことがあります。
コバ磨きにはいろんな方法があり、職人さんそれぞれのこだわりがあって、使う道具や処理剤もいろいろあります。ほとんどの既製品は、生産効率を上げる為に切り口に顔料を塗っただけ、というのが多いです。
しかし、自分で使うものを一つ作るのなら、そこにはとことんこだわりたいのです。
レザークラフトを趣味にする人はみんな同じ気持ちなんじゃないかな?
いろいろあるけれど、自分の求めるコバの仕上げはいったい何が一番いいの?
それじゃあ、検証してみよー。
p.s. やさしさでいつもこのブログを見てくれている方達へ
ちょっと呆れた視線で見て頂ければ本望でございます。
ということで、今回は「コバ磨き検証その1」です。その1ということは、きっと続きがあるんだと思います。
コバ磨きとは、革の切り口をキレイに整え、磨くこと。見た目が美しくなるのと、耐水性が増します。
切り口のカビ防止にもなると職人さんから聞いたことがあります。
コバ磨きにはいろんな方法があり、職人さんそれぞれのこだわりがあって、使う道具や処理剤もいろいろあります。ほとんどの既製品は、生産効率を上げる為に切り口に顔料を塗っただけ、というのが多いです。
しかし、自分で使うものを一つ作るのなら、そこにはとことんこだわりたいのです。
レザークラフトを趣味にする人はみんな同じ気持ちなんじゃないかな?
いろいろあるけれど、自分の求めるコバの仕上げはいったい何が一番いいの?
それじゃあ、検証してみよー。
p.s. やさしさでいつもこのブログを見てくれている方達へ
ちょっと呆れた視線で見て頂ければ本望でございます。
まず、革を張り合わせ、2cm幅×15cmくらいのテープ状のモノを3本作りました。そこまでの行程もざっと説明したいと思います。
6cm幅強を2枚粗裁ち(あらだち)します。
ゴムのりを両面に塗ります。
チューブのゴムのりは、刷毛で取り易いように瓶に少量移し替えると便利です。
ちゃんとフタを閉めておけば、結構保ちます。
もし固まってきたら、ある程度まで固まらせれば後は指でキレイに瓶から剥がせます。
ゴムのりを全面に塗る場合は、中心から外にかけて塗ります。
右側が塗り終わったら、回転させて左側も同じように塗ります。
出来るだけ薄くつけるのがコツです。
張り合わせる両面のゴムのりが手につかなくなるまで乾かしたら、接着します。
使用している刷毛は、ペンキなどに使う刷毛を短く山型にカットしたものです。
刷毛についたゴムのりを取る時も、ある程度固まらせてゴム板などに擦り付ければキレイに取ることが出来ます。
2cm幅にカットします。
端までメモリがある定規を使って、写真のように幅を計りながらカットします。
面取りをします。
革漉きで角を落とします。
爪やすりの粗い方→細かい方の順でやすって、コバに丸みを出します。
右側が面取りした方。
いよいよコバ磨きですっ!
今回検証した方法は....
1. 水で磨く
2. 水をつけてワックスを塗り込む→磨く
3. トコノールで磨く
4. トコノールを塗り、乾かないうちにワックス→磨く
5. トコノールを塗り、乾いてからワックス→磨く
6. 水で磨く→イリスを塗る
7. 水をつけてワックス→イリスを塗る
8. トコノールで磨く→イリスを塗る
9. トコノールを塗り、乾かないうちにワックス→磨く→イリスを塗る
※15cmの革テープの長さの半分ずつ、違う処理をしました。
『1. 水で磨く』
ネットで水だけで磨けるということを知ったので、初めての試み。
良→意外!すごいピカピカになります!
悪→耐水性はほぼ無い。キズも付きやすそう。
『2. 水をつけてワックス→磨く』
良→ワックスを塗り込むことで、耐水性は良い感じ。
悪→ワックスの後、布で磨いてもいまいち光沢が出ず。
『3. トコノールで磨く』
これは私が一番良くやっている方法。
良→ピカピカになります。
悪→耐水性にはちょっと乏しい。
いつもはヘチマを使って磨いてますが、お洒落な木製のコバ磨きを買ってみたので使ってみることに。
しかし・・・あまり上手くできず。
やはり慣れてるヘチマがいいみたい・・・。
せっかくお洒落だったのに。
『イリスを塗る』
イリスはコバに艶を出す、ニスのようなものです。
化粧用のコットンを細くカットして、4つ折りくらいしてクリップで挟んだものに付けて塗りました。
革テープの長さの半分ずつ違う処理をしたので、半分にカットしてそれぞれ折り曲げのテストをしてみました。
手ひもなど、良く動かすところのコバはひび割れてしまうことが良くあるので、コバ磨きでは結構悩ますことなのです。
結果発表です!
1位は、「トコノール乾かないうちにワックス」です!
勝因は、一番大事な自然なつやと、ワックスによる耐水性。それから目がしっかり詰まった感じで、見た目も一番良かったです。
トコノールが乾かないうちにワックスを塗り込み、すぐ磨くことによってトコノールで磨いた時のつやが出ました。トコノールが乾いてから磨くとあまりつやが出ませんでした。
仕上げに塗るイリスは、ピカピカにはなるけど自然なつやじゃないところがあんまり好みではなかったです。折り曲げるとひび割れる感じもいまいち。
水で磨いた時のつやはすばらしく良かったけど、折り曲げや耐水にはちょっと頼りないかなといった感じでした。
※ 写真左から
トコノール+ワックス+イリス
トコノール+イリス
トコノール乾いて+ワックス
水+ワックス
トコノール乾かない+ワックス
水のみ
今回の結果は、あくまでも私の好みです。
ワックスの使い方もいまいち慣れてないので、慣れればもうちょっと違う結果が出るかもしれないし、革によっても違いがあるかもしれない。まだまだ工夫が必要だなと思ってます。
ということで、また次回!
6cm幅強を2枚粗裁ち(あらだち)します。
ゴムのりを両面に塗ります。
チューブのゴムのりは、刷毛で取り易いように瓶に少量移し替えると便利です。
ちゃんとフタを閉めておけば、結構保ちます。
もし固まってきたら、ある程度まで固まらせれば後は指でキレイに瓶から剥がせます。
ゴムのりを全面に塗る場合は、中心から外にかけて塗ります。
右側が塗り終わったら、回転させて左側も同じように塗ります。
出来るだけ薄くつけるのがコツです。
張り合わせる両面のゴムのりが手につかなくなるまで乾かしたら、接着します。
使用している刷毛は、ペンキなどに使う刷毛を短く山型にカットしたものです。
刷毛についたゴムのりを取る時も、ある程度固まらせてゴム板などに擦り付ければキレイに取ることが出来ます。
2cm幅にカットします。
端までメモリがある定規を使って、写真のように幅を計りながらカットします。
面取りをします。
革漉きで角を落とします。
爪やすりの粗い方→細かい方の順でやすって、コバに丸みを出します。
右側が面取りした方。
いよいよコバ磨きですっ!
今回検証した方法は....
1. 水で磨く
2. 水をつけてワックスを塗り込む→磨く
3. トコノールで磨く
4. トコノールを塗り、乾かないうちにワックス→磨く
5. トコノールを塗り、乾いてからワックス→磨く
6. 水で磨く→イリスを塗る
7. 水をつけてワックス→イリスを塗る
8. トコノールで磨く→イリスを塗る
9. トコノールを塗り、乾かないうちにワックス→磨く→イリスを塗る
※15cmの革テープの長さの半分ずつ、違う処理をしました。
『1. 水で磨く』
ネットで水だけで磨けるということを知ったので、初めての試み。
良→意外!すごいピカピカになります!
悪→耐水性はほぼ無い。キズも付きやすそう。
『2. 水をつけてワックス→磨く』
良→ワックスを塗り込むことで、耐水性は良い感じ。
悪→ワックスの後、布で磨いてもいまいち光沢が出ず。
『3. トコノールで磨く』
これは私が一番良くやっている方法。
良→ピカピカになります。
悪→耐水性にはちょっと乏しい。
いつもはヘチマを使って磨いてますが、お洒落な木製のコバ磨きを買ってみたので使ってみることに。
しかし・・・あまり上手くできず。
やはり慣れてるヘチマがいいみたい・・・。
せっかくお洒落だったのに。
『イリスを塗る』
イリスはコバに艶を出す、ニスのようなものです。
化粧用のコットンを細くカットして、4つ折りくらいしてクリップで挟んだものに付けて塗りました。
革テープの長さの半分ずつ違う処理をしたので、半分にカットしてそれぞれ折り曲げのテストをしてみました。
手ひもなど、良く動かすところのコバはひび割れてしまうことが良くあるので、コバ磨きでは結構悩ますことなのです。
結果発表です!
1位は、「トコノール乾かないうちにワックス」です!
勝因は、一番大事な自然なつやと、ワックスによる耐水性。それから目がしっかり詰まった感じで、見た目も一番良かったです。
トコノールが乾かないうちにワックスを塗り込み、すぐ磨くことによってトコノールで磨いた時のつやが出ました。トコノールが乾いてから磨くとあまりつやが出ませんでした。
仕上げに塗るイリスは、ピカピカにはなるけど自然なつやじゃないところがあんまり好みではなかったです。折り曲げるとひび割れる感じもいまいち。
水で磨いた時のつやはすばらしく良かったけど、折り曲げや耐水にはちょっと頼りないかなといった感じでした。
※ 写真左から
トコノール+ワックス+イリス
トコノール+イリス
トコノール乾いて+ワックス
水+ワックス
トコノール乾かない+ワックス
水のみ
今回の結果は、あくまでも私の好みです。
ワックスの使い方もいまいち慣れてないので、慣れればもうちょっと違う結果が出るかもしれないし、革によっても違いがあるかもしれない。まだまだ工夫が必要だなと思ってます。
ということで、また次回!
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